床と暮らしを守る！
後悔しないフロアコーティング選びガイドThe Ultimate Guide to Choosing Floor Coating — Without Regret
フロアコーティングは一度施工するとやり直しが難しく、慎重な選定が重要です。
現在は「シリコン」「UV」「ガラス」など多様な種類があり、名称や仕様も施工会社により異なります。
同じ種類でも性能や成分に差があり、使用するコーティング剤の品質も統一されていません。
安全性や耐久性にばらつきがあるため、第三者機関による試験データや認証などのエビデンスを事前に確認することが、
後悔しない選択につながります。
では、後悔しないフロアコーティング選びを
見ていきましょう。
ライフスタイルに合わせる
フロアコーティングを選ぶ際には、単に製品の性能や価格だけでなく、家族構成やライフスタイルに応じた最適な種類を選定することが重要です。
たとえば小さなお子様や高齢者がいるご家庭では滑りにくさや安全性に優れたタイプ、ペットを飼っている場合は滑りにくさや傷・汚れに強く抗菌性のあるタイプなど、生活環境に即した特性を持つフロアコーティングを選ぶことで、日常の安心と快適さを長期的に確保することができます。
仕上りの光沢（艶）感の選択
フロアコーティングを選ぶ際には、施工後の光沢（つや）感の仕上がりにも注目することが重要です。
選択するフロアコーティングの種類により、仕上がりの光沢感には大きな違いがあり、高光沢で鏡面のような仕上がりになるタイプもあれば、落ち着いた自然な風合いを保つ微光沢タイプやマットタイプも存在します。
そのため、見た目の印象や空間の雰囲気に強く関わる光沢の好みに合わせて、お客様の嗜好に適したフロアコーティングの種類を選択することが、満足度の高い仕上がりにつながります。
フロアコートプロの各種コーティングの光沢（つや）感は、下記のチャートをご参考にしてください。
- マット
- ワンニャンすべらん
- 微光沢
- セラミックガラス（微光沢タイプ）
ガラスタイプ
- 中光沢
- セラミックガラス（光沢タイプ）
水性ウレタン
- 高光沢
- シリコンタイプ
UVタイプ
施工技術や保証内容・施工後のサポート体制の確認
フロアコーティングを選ぶときは、どんな材料を使うかだけでなく、「誰が施工するのか」「施工がていねいかどうか」もとても大切です。
また、万が一のトラブルに備えて、どんな保証があるのか、施工後に相談できるサポート体制があるかも事前にチェックしておきたいポイントです。
長く安心して使うためには、施工技術・保証・サポートの3つをしっかり確認することが大切です。
フロアコーティングの「安全性・性能・機能性」の正しい確認方法について
フロアコーティングを選ぶ際、価格やサービスも魅力的な判断材料の１つですが、フロアコーティングの品質に直結する安全性・耐久性・機能性こそが最も重要な基準です。
施工業者のホームページやパンフレットに記載された情報だけでは、必ずしも客観的な根拠があるとは限りません。
信頼性を確保するためには、第三者試験機関が発行する試験書や認証登録書、または各認証団体や公的機関の公式サイトに掲載された登録情報を、事前にしっかり確認することが重要です。
- Ｆ☆☆☆☆登録証明書の確認
- VOC物質13物質の測定評価試験書の確認
- 食品衛生法試験の評価試験書の確認
- 急性皮膚刺激性の評価試験書の確認
- SDS（安全データシート）の確認
- 傷への確認（耐傷性試験書）
- 汚れへの確認（耐汚染性試験書）
- 床材との密着の確認（付着性試験書）
- 滑り具合の確認（防滑性試験書）
- 耐久性の確認（促進耐候試験書）
- 抗菌機能の確認（抗菌性試験書）
- 抗ウイルス機能の確認（抗ウイルス性試験書）
- 防かび機能の確認（かび抵抗性試験書）
- 抗アレル物資の確認（アレルゲン低減試験書）
